災害によって受けた損傷とは永遠に残って出向く品物

「ハハハ。まず、それだけ畏まらんでくれ。氏はいまだに若い。見苦しいものを見せてしまったせいで気が滅入っただろう」
「……滅相もないです」
人事は大震災以上、新聞紙を掴む度に本来は白一色だったに相違ないその灰色に染まった遺書が頭に浮かんで離れないと言う。
身は一刻、死に直面した人間のライフの切れ端を垣間見たような気がした。
「兄は貨物乗員で、身とは3つ階級が離れていた。こんなことになると分かっていれば……」
遺族としてはきっと複雑な気力ですことには相違ない。
大震災によって受けたい疼痛とケガ。
上記は程度の不一致こそあれ、ライフある限り人情にケガとなって永久と残って出向くかもしれない。
弟は、真に現場を目の当たりにした人材にしか思い付かような、中にしか窺い解ることのできないような慈悲深さと諦念の感じをその顔付きに湛えていた。
「仮に氏がこういう遺書をみて何も感じないような人材なら身は容赦なく氏という人材を切り捨てるつもりでいた」
就業担当のそのワンポイントを最期に、身はただその場で歔欷することしかできなかった。http://www.hope-church.jp/